
The hotel is located in the Izu Kogen region of Ito City, Izu Peninsula, near Omuro Mountain, a popular tourist spot, and at the same time nearly 2km from the famous Izu Classic Josaki Coast, with unique sea and mountain views.
IZU ONSEN HOTEL
大家さんからホテルの改築および運営のご依頼をいただいて以来、弊社では長期的な再開業と安定した経営を目指し、デザインや運営管理の各種プランを策定しつつ、現在は社内の施工業者と協議を重ねながら改築作業を進めております。
旧「リラクシア伊豆高原」の経営方針をそのまま踏襲するだけでは、再び同様の失敗を繰り返す恐れがあると判断し、弊社では複合型事業への転換が必要であると結論づけました。
具体的には、ホテルの共用スペースを大幅に改修し、一部は伊豆の地域文化や風物をテーマに、国内外のアーティストと連携したイベントや展示を行うイベントホール・ギャラリーとして活用します。また一部には、レストラン、カフェ、バーなどの飲食事業の導入を予定しています。
改築が完了すれば、ホテルの収益向上にとどまらず、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光業や地域経済の活性化にも寄与できるものと考えております。


.jpg)
White light and shadow museum
ホテルの色彩とソフトインテリアは、周囲の環境と調和する心地よく自然なスタイルを採用。家具には近年人気のミニマル&ナチュラルテイストを取り入れ、素材には石材や自然塗料を使用しています。シンプルな壁面デザインが家具の個性を引き立て、温かみのあるリゾートのような空間を演出します。

.jpg)
.jpg)
全体的にシンプルな白い壁面を基調とし、直線的な幾何学空間と鑑賞窓の配置により、室内の植物がアクセントとなるミニマルで洗練された新しいミュージアム建築を演出しています。
太陽の下であなたと約束をして、博物館の中で海を眺めながら座る――
あなたは海を見て、私はあなたを見る。それが、いちばん美しい風景。

1階
大胆に既存の広い客室レイアウトを撤去し、玄関スペースを拡張。屋外と一体化させたフルオープンのガラス扉を採用することで、宿泊者が自由にくつろげる「光と影のミュージアムカフェ」を創出しました。
これにより1階の開放感が大幅に向上し、ゲストのための公共スペースも増設されました。
また、階段スペースでは既存の大きなガラス窓を活かしながら、全面ガラスの階段室を新たに設計。階段の隙間には観葉植物を植え、屋内外の自然が響き合う空間を演出しています。
2階
これまであまり活用されていなかった共用スペースの一部をオーシャンビューの客室へと再構築。レストランエリアの段差を利用し、一段下がった観景ダイニングを設計しました。
鏡面素材を取り入れた内装で、現代的で美術館のような洗練された空気感を演出。
さらに、2階の広い海景窓から望む自然の景色は、この空間における“最も美しい一枚の絵画”となっています。







